GW真っ最中だが、近くに迫った試合にあわせ練習の日々だ。
先日はボトムの克服と宣言したものの、一言でボトムと言っても、クロスガードやハーフガード、バタフライガード、スパイダーガードと非常に多岐に渡る。
実際の試合の展開ではハーフからの展開が一番多いのではないだろうか?
ボトムになる可能性としては「投げられた」場合か、「引き込んだ」場合、もしくは「スイープされた」場合だろう。(まだ有ったかな?)
クロスガードは一旦落ち着くが、このままではなかなか次の展開に繋げにくいのだが、先日早川総帥からコムロックのヒントを教わった。
今までは腕をどう巻き取るか?に関する練習の日々だったのだが、先日の試合でも見られたように、腕を巻き取ってもその後の展開が悪いとせっかくのチャンスを逃してしまう。
早川総帥のヒントから得たものは........
巻き取られた腕を伸ばされまいと体を寄せて来る相手に対して、まずは突っ込み締めを敢行!!、思うにここが第一のチャンスだ。
次に相手は突っ込み締めを嫌がって上体を上げ、腕を引き抜こうとしてくる。この時にすかさずクロスの足を解除し、相手の体側に合わせて相手とは正面を向き合い、腰を上げながらストレートアームバー。これが二度目のチャンス。
この時は腕を巻いてない方の手で、相手の肘を内側に少し捻れば極まる確立がupする.......。こんな感じだろうか。
腕が巻けたという前提で、その後のコツとしては、開いてる手で最初は首、次は巻き取っている肘を制す事と、決めの段階で足と腰を使って相手の上体を伸ばす事だろうか?
という事で、コムロックは相手をタップさせるチャンスが二度も有るという美味しいワザなのだ。
さらには、コムロックからのスイープというワザも有ると伝え聞いているのだが(笑)、これについては未だ未知のワザである。
今度プライベートでもお願いして伝授させてもらおうか.....とも考えている(笑)
先日日本でお世話になっているトライフォースの練習で、早川総帥に二度もスパーリングをさせて頂いた。
これで解った事は、自分はあまりにも動きのバリエーションが無さ過ぎ....という事だった(涙)
極端な話、上も下も1パターン位しか展開のパターンが無いのだ....いや、自分では考えているつもりなのだが、実際に体が動くパターンが決まってしまっているという事に気がついた。
総帥はと言えば、当たり前だが変幻自在の展開パターンで、ある時はこちらの動きを先回りし、ある時はこちらの次の展開をチェックする....というように.....こらちは実力測定マシーンに操られているかのようだった。
恐らく総帥の頭脳にはこちらの微々たる実力が数値化され「う~ん、剛力王はまだまだだな!」という解析値が弾き出されたのでは無いだろうか?(笑)
しかし、興味深かったのは、マウントへの入り方.....どんな大勢からでもヒョイとマウントを取られてしまった。
足の回転とバランス、それに前後左右自在な体の回転が伴って出来る技なのだろうが、将来は是非マスターしてみたいものだ........
トライフォースの練習は毎回何かの発見が会って非常に楽しい!!
日本滞在もあと一ヶ月、あと幾つ新しい発見があるだろうか?
さて、反省は進歩への第一歩。
先日右大腿部の付け根を傷めてしまい、今週は養生しようと決めたので、その間に反省を??(笑)
先日のおやじジャンボリー......一勝二敗。
二敗の敗因とは?
まず、結果から再度確認すると、第一戦は「背負い」で取られた2点を返せず敗退。
反省点としては......
・片袖を深く取られているのに気がついていたが処置をしなかった。
・相手を崩し切れなかった時点で、攻め方を再考していて注意力が散漫になっていた。
・試合前のウォーミングアップと柔軟が十分では無かった為、腰が付いて行けずに背負いをかわし切れずに転がってしまった。
背負いに対してはこんな感じだろうか。
その後のボトムの展開については......
・クロスガードに戻した後、締めに拘りすぎた。
・コムロックを二回も取りながら、決めを逃してしまった。理由は左でコムロックをかけたが、右手で相手の肘を制するのを忘れた。
・相手の腕を制し、バックが取れるチャンスが二回ありながらガードを解くタイミングを逃した。
こんな感じだろうか。
第二戦も第一戦同様、緒戦で足払いを食らい、その後巻き返せずに敗退。
反省点としては......
・相手が柔道系という事で投げを警戒していたものの、組み合った後懐に入られない事に気を抜いた所を足払いを食らった。
・足払いを食らった後、そのまま押さえ込まれずにカメの体制になったのは良かったが、その後の展開が良くなかった。
カメ後の展開については......
・カメから相手の腕を取っての背負いに拘りすぎた。
・相手の重量が気になり、ハーフやクロスでボトムの展開に躊躇してしまった結果、硬直という展開に陥ってしまった。
こんな感じだろうか。
いつも同じなのだが、ディフェンシブな展開になると負ける確立がアップする。
それと、そろそろ課題としてメインテーマになりつつある「ボトム」での自分なりの展開をマスターする事だろう。
今までで負けた試合は「全てボトム」!!、つまり下になったら負けてしまうのが現状!!
トップでは自分なりの展開を開拓しつつあるが、ボトムはまだまだ未開拓状態。
旨いヘタは別として、何か一つ探求する展開を探したいものだ。
負けた!!
オヤジジャンボリー.......
百戦錬磨のオヤジ柔術家が集う秘密の地下柔術ファイト!!.............
では無く、もんじゃの都、月島のスポーツ道場で日曜に開催されたオヤジ柔術野郎共の懇親試合。
会場にはオヤジ独特のバイブレーションが満ち溢れ、何か楽しい.......(爆)
試合は団体戦とトーナメント.......それに、ミケール氏の「今更聞けない柔術技指南」(あれ、ちょっと違ったかな?)
ミケール氏のセミナーはタイトル通り、ちょっと忘れがちな基本技が満載!!
個人的にはマ○ラの道場で座り込みからフックガードに引き込むスタイルの選手が居るので、彼用に「筋肉バスター」を是非マスターしたいかと......(笑)
でもって試合はと言えば.....団体戦で大将にご指名頂き、選手選抜から!!
自分と相手大将の高橋(直樹)さん以外には青帯はナマちゃんのみ!!
高橋さんとジャンケンで負けると.........外野からナマちゃんの指名にプレッシャーが!!
高橋さんはまんまとプレッシャーに負けてしまいナマちゃんの指名を逃す......
ここで、チャンス到来!!
「剛力王は合理的ですから」と社会の荒波を越えてきた経験がここで生きて、ナマちゃんゲット!!
その後作戦会議で......オレが先方でナマちゃんが大将.....というサンドイッチ奇襲戦法を考案.....
これは名案だと思ったのだが.......相手先方の大中さんにイキナリ背負い投げを食らい、その後不得意のボトム戦であえなく2-0敗退!!
スマンです(m0m)
こりゃヤバイと思ったのだが、何とカズさんにセイさんが頑張ってくれた!!.......やはり団体戦はスバラシイ!!(笑)。
キッチリとオレの負け分を取り返してくれて、ナマちゃんと高橋大将の激戦.......ナマちゃんもキッチリやってくれて勝利ゲット!!
スバラシイ.....(オレはスバラシく無かったけど(涙))
次はトーナメント......
くじ引き?でシードゲット!!
初戦は鹿田さんに大量得点差で勝ちあがって来たナマちゃん。
ナマちゃん、半年前より遥かに足の効きが良くなっていた.......
クロスやハーフから足が利く効く!!(笑)
しかし、首を狙いながらのハーフ越えから何とかパス成功で3点ゲット......その後ナマちゃんのマジックレッグで袈裟固めからイキナリガードに戻され(ちょっとこの動きが解らなかった...今度会ったら聞こう!!)、振り出しに戻り.......再度パス狙うも時間切れ....
しかし、この日の唯一の勝利!!
その後、2階級と干支一回り違う(笑)高橋(直樹)さんと対戦。
ここでも立ち技(足払い)で2点先取され......その後不得意なボトムからカメ...この重量相手にボトムはヤバイとカメから背負いを狙い続けたが、柔道で鍛えられた(と思われる?)重量バランスになかなかカメからの背負いが決まらず時間切れ!!
2-0で敗退!!
本日の戦歴は一勝二敗!!
PS
そういえばここ2年程、帰国第一戦で勝った事が無い!!
理由はいろいろあるが、それは次回まとめておこう..........
5月後半まで滞在予定です。
トライフォースの皆さん、またおじゃましますので、ヨロシクです。
MD師匠、新しい道場にもおじゃましますので、ヨロシクです。
KJFCの皆さん、久々ですが、おじゃましますよ~(笑)
Rio Tokyoの稲野さん、時間が会えば是非また寄らせてください。
という事で、これからの約二ヶ月の練習が楽しみです。
ちなみに、5月13日の名古屋Dumauには参戦したいと思ってます。
先程、フラフラと日本の柔術仲間のブログ等を読んでたら、早川先生のブログに「ネタが無いので....」とオレが載っていた(爆)
あ~、これは「早く日本に戻って修行せいっ!!」という事なんだなぁ.....と何か神のお告げのようにすら見えたのだが.....(笑)
本来、トライフォースには2月に一度2週間ばかりおじゃまするのだが、今年は2月の一時帰国が無かったので、昨年の10月以来半年程ご無沙汰........
しかも、アキラが落第寸前.....というテイタラクで、4月からの夏休みに補習が有るかもしれない....という事で、彼の追試が終わる来週までは日本行きのスケジュールの目処が着かない.....(涙)
当の本人はというと、剛力チョークスリーパーブチ込まれるのを恐れて音信不通........メイド経由でしか連絡つかんっ!!とほほ。
というダラシナイ状況です....
最近、昔の道場生が戻って来ている.....
5月に行われるこの国唯一のインターナショナルBJJオープントーナメントに出場する為.....とういのが大きな理由の一つらしい。
先日のホイラー君に続き、昨日はあのジェフも戻って来た......
ジェフはフィリピン系アメリカ人。
国籍はアメリカ人だが、親の仕事の関係でアメリカとフィリピンを行ったり来たりしている。
アメリカではカリフォルニアにあるグレーシー系の道場に通っていて、昨年位まではマニラの空港近くに自分の道場も運営していたのだが、現在彼はブルー4ストライプ。
六ヶ月後にカリフォルニアの道場でパープルベルト昇格チャレンジをするとの事で、オーストラリアン師匠の元で練習を再開し始めた。
彼も以前ここに書いたライオネル君とほぼ同じ境遇で、カリフォルニアではギャング系のワル.........
しかし昨年、何があったかは知らないが、元彼が通っていた別の道場生五人に襲われ背中と脇腹を八箇所以上をナイフで刺され重傷を負ってしまったのだ..........
昨日練習が終わった後、どちらかと言うと和彫りに近いモンモンだらけの彼の背中を見るとその痛々しい傷跡がシッカリと残ってた.......
オーストラリアン師匠に言わせると、元々はどうしようもないツッパリだったけど、昨年刺されて重症を負ってから人間が丸くなった.....との事。そういう事もあるんですね~。
ちなみに、当時刺した犯人は自分も一年程習った事のあるコンバットナイフ術師範ロメロトータルに師事していたらしい。
あの技は本当にヤバイんですよ.........