前回からのつづき
今回は何と彼等を相手に、素手の防御スパーと帯刀スパー(練習用のラバーナイフ使用)を行いました。
詳細不明ですが、どうやらナイフ術の試合というのも存在するようで、こちらでは比較的有名なドンボスコ大学から来られた一人は審判をしているとの事。
試合を模してのスパーでしたが、何とスパー時間は10秒。(この時間は初心者向けのようです)
やってみると解りますが、手数が多すぎて息つく暇がありません。つまり十秒間無呼吸状態です。
防御スパーは、相手の攻撃を防御する訳ですが、体の中心線に相手からの攻撃を受けない.....というのが目的らしいです。
当然ではありますが、初心者ですので、今回のルールは顔面無し、スラッシュ無し(突きと切りつけの両方をコンビされると手も足も出ないので、今回は初心者用という事で突きのみ)
帯刀スパーはお互いに手数を争うというのもので、これもやはり体の中心線に相手からの攻撃を受けずに相手の中心線に突きを入れる...というものです。
ロメロ師匠の時にもスパーリングがありましたが、そっちはどちらかと言うとアウトレンジからの踏み込みを競うような所が有りましたが、ボン師匠のスパーリングはインレンジでサバキを競うような感じでした。
もちろん手数が多く、その動きが早すぎるので、組み手を十分こなして頭で考えるより手が先に動く状態で無いと、とてもじゃないですが追いつけません。
ちなみに、自分の場合はドンボスコ大学生相手でも防御率30%位だったと思います(笑)。
ボン師匠とのスパは手数が桁違いに早いのと、腕の突き出し力?が強すぎて自分の受け手では弾けませんでした(涙)
最近、昔の道場生が戻って来ている.....
5月に行われるこの国唯一のインターナショナルBJJオープントーナメントに出場する為.....とういのが大きな理由の一つらしい。
先日のホイラー君に続き、昨日はあのジェフも戻って来た......
ジェフはフィリピン系アメリカ人。
国籍はアメリカ人だが、親の仕事の関係でアメリカとフィリピンを行ったり来たりしている。
アメリカではカリフォルニアにあるグレーシー系の道場に通っていて、昨年位まではマニラの空港近くに自分の道場も運営していたのだが、現在彼はブルー4ストライプ。
六ヶ月後にカリフォルニアの道場でパープルベルト昇格チャレンジをするとの事で、オーストラリアン師匠の元で練習を再開し始めた。
彼も以前ここに書いたライオネル君とほぼ同じ境遇で、カリフォルニアではギャング系のワル.........
しかし昨年、何があったかは知らないが、元彼が通っていた別の道場生五人に襲われ背中と脇腹を八箇所以上をナイフで刺され重傷を負ってしまったのだ..........
昨日練習が終わった後、どちらかと言うと和彫りに近いモンモンだらけの彼の背中を見るとその痛々しい傷跡がシッカリと残ってた.......
オーストラリアン師匠に言わせると、元々はどうしようもないツッパリだったけど、昨年刺されて重症を負ってから人間が丸くなった.....との事。そういう事もあるんですね~。
ちなみに、当時刺した犯人は自分も一年程習った事のあるコンバットナイフ術師範ロメロトータルに師事していたらしい。
あの技は本当にヤバイんですよ.........
2007年2月1日千代田区麹町に柔術黒帯石川祐樹による
ブラジリアン柔術道場「トライフォース柔術アカデミー麹町」
がオープン!
との事です。
2月なら自分も2月後半に日本に戻りますので、一度おじゃましたいと思います。
是非トライフォース本店同様海外からの長期出稽古料金お願いします(m0m)