さて、基本的な事項はなるべく書いていこうと思います。
まず、握り方ですが、大きく分けて二種類。
<順手握り-サクサク>
普通に包丁を握るように得物を持つ握り方。
サクサクとは「刺す」という意味のタガログ語です。
<逆手握り-スーセ、パカール>
忍者ゴッコで刀を持つような、順手握りとは逆方向、小指側に刃が出る握り方です。
刃は腕側を向いていて、鎌のように相手を切りつける握り方です。
スーセはタガログで「鍵」ですね。
ロメロ師匠はパカールと呼んでましたが、ボン師匠はスーセでした。
ボン師匠に確認してみると、両方の呼び名があるようです。
<逆手握り逆刃-スラッシュ>
逆手握りで刃が腕側では無く、外側を向いている握り方です。
よく、握りの片側の部分に指の形に波打っている得物がありますが、そういう得物を逆手持ちすると必ずこの型になります。
この場合は得物を持った腕の受け型が全て変化します。
ちなみに、スラッシュは単なる英語です(笑)。
さらに、握り手の親指の位置ですが、基本的には親指は人差し指の指先で輪を描くように握ります(得物を弾き落とされない為)が、何と技の中には刃を親指に負担がかかるように横から押し込み親指を極めてしまう技があるそうで、そういう場合にワザと親指を外し、手の甲側に移動させ、親指を損傷から守るという小技もあるようです。
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