先週土曜から始まったボン師匠のフィリピン古流武術.......
毎週木曜がナイフ術、土曜がアグニス、カリと言った短棒術でとりあえずスタートした。
授業料は一人1セッション150pと安いが、これはオーストラリアン師匠が月額定額でボン師匠と契約されているせいで、セッション毎の支払というのは正直道場にとってはリスクがあるのでは....と思うのだが、これは本題と外れるのでここでは語らない(笑)。
さて、昨日は時間より若干早く道場に着いたが、時間通りに来られたのはボン師匠だけだった(爆)。
オレは一人で道場の端から端までを、以前ロメロ師匠から習ったナイフのサバキと歩行を併せた動きで移動するという、ある種のウオーミングアップをしながら他の道場生を待ったが、オーストラリアン師匠も他の道場生もなかなか来ない。
その内、ボン師匠が「以前ロメロ師匠の時はどのような教え方をしていたのか?」と聞かれたので、足サバキ、ナイフサバキ、単技ドリル、連携技ドリル、寸止めスパーリング、という感じです....と答えると、この日は同じようなメニューで教えてもらえた。
やはり、このメニューが以前のロメロ師匠が素人相手の教練用に開発されただけあって、非常に解り安く、足サバキ、ナイフサバキがウオーミングアップにもなっていて、効率的だ。
さらに、この練習法だとボン師匠の技術の高さもハッキリと解るようになった。
昨日の足サバキは柔道と同じ所謂「八方」。
ただ、英語ではSwitch Baseと言うが、左構えから右構え(もしくはその逆)に変化するような動きも含まれていた。
ナイフサバキは、「ソンキッ」と呼ばれる動きで、要は「刺して捻り、捻った方向に切り裂く」という一連の動作で、これは左右セットの動きで一連の動作とされる。
ただ、ボン師匠に「ソンキッ」のつづりを聞いた所、本来は「ソンキイッテ」と言うが、通常は「ソンキッ」と呼んでいる.....と難解な答えが返って来た。
いろいろと質問するオレに、ボン師匠は技の呼び名の表を作ってあげよう....と言われた。これでいろんな謎が解けるかもしれない(笑)。
さて、ドリルや連携技についても下書きしてみたのだが、これは流石に○殺しの解説をしているようで書けません(m0m)。
今度日本に行った時に、希望者がおられましたら、自分が行ける場所であれば、伝授させて頂きます。
ところで、以前のロメロ師匠の時には徹底的に「円の動き」を叩き込まれました。
これは、ナイフを持っている手も、反対の手も始終円の動きをしている....というもので、当然ながら攻撃や受けはその円の軌跡上で行われるモノですが、今日気がついたのはボン師匠の動きはどちらかと言うと「8の字」でした。
恐らく、ロメロ師匠の方が基礎を教えていたのだと思います。
「円の動き」が基本で、「8の字」は少しレベルが高いアドバンス的な動きだと思います。
やってみると解りますが、8の字の方が数段難しいです。
また、体術的な動きとコンビネーションになる技も多いのですが、これはフィリピンマーシャルアーツ(フィリピン古流武術)の動きだとおっしゃってました。
フィリピンマーシャルアーツは古来、大陸から伝播した中国系武術とフィリピン土着の棒術等が組み合わさっていった過程で誕生したものと思われます。
日本の古武術と比べると歴史は浅いですが、技そのものがあまりこういつた公の場では書けない関係上、その辺も探って文章にしていきたいと思ってます。
ワクワクしますね。